シンポジウム「読書バリアフリー社会の実現を目指して」のお知らせ

視覚に障害のある方なども利用しやすい電子書籍とは、どのようなものでしょう?
このシンポジウムでは、アクセシビリティのチェックツールや無料再生アプリの紹介、6月施行の欧州アクセシビリティ法の最新情報などを通して、電子書籍の未来を考えます。

1 日時:2025年3月15日(土)13時30分~16時

2 会場:玉水記念館 1F 大ホール
  (大阪市西区江戸堀1丁目10-31) 
  大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」駅8番出口から徒歩1分

3 内容:
・電子書籍(EPUB)のアクセシビリティ確認のためのツール、日本語版「エース」(Ace by DAISY)と「アクセシブル出版ナレッジベース」(DAISY Accessible Publishing Knowledge Base)、アクセシブル化マニュアルの紹介
・世界の動向から考える日本の読書バリアフリー社会
・「エース」を活用した電子書籍のアクセシブル化マニュアルの紹介
・書籍における視覚的資料(図・表・写真等)の情報保障について
・無料電子書籍再生アプリ「トリウムリーダー」(Thorium Reader)の紹介
・パネルディスカッション「読書バリアフリー法の基本計画第2期を私たちはどう進むのか」

※会場展示(予定)
・「トリウムリーダー」の体験
・点字図書館が提供するアクセシブルな電子書籍の紹介(テキストデイジー、マルチメディアデイジー)

4 参加費:無料(Zoomによるオンライン配信あり)

5 定員:会場70名、オンライン150名

6 登壇予定者(五十音順、敬称略)
河村  宏(国際デイジーコンソーシアム理事、支援技術開発機構)
工藤 智行(有限会社サイパック取締役社長)
久保田 文(日本ライトハウス情報文化センター館長)
神  尚喜(全国視覚障害者情報提供施設協会 電子書籍委員会委員長)
牧尾 麻邑(支援技術開発機構研究開発・研修主任)
村田  真(慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授、JDC技術委員長)

7 申込方法(3月8日締切)
(1)応募フォームからの申し込み
以下にアクセスいただき、必要事項を入力して送信ください。
https://tayori.com/form/d92e335f8f8ed2071a091244e42c4b75442a0d95/

(2)メールでの申し込み
件名を「3月15日シンポジウム参加」とし、メール本文に
①氏名(フリガナ)
②所属組織・団体名
③参加形式(来場・オンライン)
を記入して bf-sympo@lighthouse.or.jp までお送りください。

●「エース」 (Ace by DAISY)
デイジーコンソーシアムが開発した電子書籍(EPUB)のアクセシビリティを確認する無料のツールです。
アクセシビリティに関する項目をチェックし、その結果が表示されます。
今回、完全日本語化と日本語対応のシステム改修を行いました。
今後、アクセシビリティの向上に活用されることが期待されます。

●「アクセシブル出版ナレッジベース」 (DAISY Accessible Publishing Knowledge Base)
「エース」でアクセシビリティに問題があると表示されたエラー項目が、どのような内容か確認できるのが「アクセシブル出版ナレッジベース」です。
 「アクセシブル出版ナレッジベース」も主要項目の日本語翻訳を行いました。
「エース」と併用することによって、これまで以上にアクセシブルな電子書籍が製作できるようになります。

シンポジウムチラシ0315