書籍:その他
日本ライトハウス展でも講演いただいた京都大学の嶺重慎先生、国立民族学博物館の広瀬浩二郎先生お二人の編著による1冊。「健常者」基準で成り立つ学問そのものの限界を揺さぶる新たな知が、人間の可能性を大きく拡張する。大学での障害者支援の過去・現在・未来を見据えた、希望に満ちた「障害学習」のすすめ。
構成
第1部 障害学生支援の理論と実践
序──障害学生支援から始まる「知のバリアフリー」[広瀬浩二郎]
第1章 高等教育のユニバーサルデザイン化を目指して [佐野(藤田)眞理子]
第2章 支援の場から学びのコミュニティへ──京都大学の障害学生支援[村田 淳]
第3章 障害学生支援と障害者政策[石川 准]
第4章 聴覚障害学生支援の最先端──音声認識による字幕付与技術[河原達也]
第2部 障害学習発信の課題と展望
序──障害の学びあいを目指して[嶺重 慎]
第5章 学びあいと支えあいの原点──京大点訳サークルの誕生[新納 泉]
第6章 盲学校における視覚障害者の学習──感光器、点字プリンタ、ポリドロン[遠藤利三]
第7章 博物館とバリアフリー[大野照文]
第8章 触って楽しむ天文学──宇宙を感じる試み[嶺重 慎]
終章 共活社会を創る[広瀬浩二郎]
価格・仕様等
価格 | 2,640円(税込) |
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出版 | 京都大学学術出版会 |
サイズ | A5版 271ページ |