今月の点字図書 40タイトル 123冊  *タイトルの前に付けた番号だけでも申し込めます。この番号は、発表後1年間だけ有効です。 総記 6−1 スマホより読書〜本屋を守れ 藤原正彦(ふじわら まさひこ)著 2冊 PHP研究所 2023 本で得られる教養とネットの情報には隔絶たる違いがある!国を憂う(うれう)数学者による「読書」と「町の書店」擁護論。 6−2 名著の予知能力 秋満吉彦(あきみつ よしひこ)著 4冊 幻冬舎 2023 ル・ボンの「群衆心理」、カミュの「ペスト」。現代社会の在り様を言い当てる「名著」の画期的な読み方とは。 6−3 アタマが1分でやわらかくなるすごい雑学〜毎日のすきま時間が楽しみになる、厳選291ネタ! 坪内忠太(つぼうち ちゅうた)著 3冊 三笠書房 2020 浦島太郎(うらしま たろう)を助けたカメの性別は?人の噂はなぜ75日?脳を刺激しながら知識が広がる雑学ネタを紹介! 哲学 6−4 名言セラピー〜3秒でハッピーになる ひすい こたろう著 2冊 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2005 視点を変えれば人生を3秒で変えることができる!しあわせに“気づく”ことの大切さ。名言の力でしあわせ体験。 6−5 神さまと神はどう違うのか? 上枝美典(うええだ よしのり)著 3冊 筑摩書房 2023 信仰の対象としての「神さま」と、哲学で問題になってきた「神」はどう違う?宗教哲学入門。 6−6 自分という壁〜自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝(たいぐ げんしょう)著 3冊 アスコム 2023 YouTube(ゆーちゅーぶ)で人気の大愚和尚が仏教の思考法に基づき伝える、負の感情(ふのかんじょう)の手放し方・生き方・考え方のヒント。 伝記 6−7 猿橋勝子(さるはし かつこ)〜女性科学者の先駆者 清水洋美(しみず ひろみ)著 2冊 汐文社 2021 水爆実験の「死の灰」をはじめ、大気と海の放射能汚染を研究。たゆみなく正しいことを解き続けた生涯を描く。 地理 6−8 消えた地名から読む世界史 内藤博文(ないとう ひろふみ)著 3冊 河出書房新社 2023 ビルマの名を捨てたミャンマー、消滅したレニングラード。長年親しんだ地名が変わった、世界史の驚きの真実がわかる! 6−9 僕はこんなふうに旅をしてきた 下川裕治(しもかわ ゆうじ)著 4冊 朝日新聞出版 2023 30余年の旅を綴った100冊を越える著作から、呆然、爆笑、インパクト大のエピソードを選りすぐって紹介! 社会 6−10 対話力〜人生を変える聞き方・話し方 阿川佐和子(あがわ さわこ)・齋藤孝(さいとう たかし)著 3冊 SBクリエイティブ 2023 初対面、歳の差、大人数、オンライン。“対話のプロ”2人が語る、どんな場面でも通用するコミュニケーション術。 6−11 国語の時間〜学校の学びを社会で活かせ! 松井大助(まつい だいすけ)ほか 著 2冊 ぺりかん社 2023 社会で必ず役立つ国語の技能「読む・聞く・書く・話す」。作家、声優、弁護士らの現場の声から、その魅力に迫る。 6−12 「よく見る人」と「よく聴く人」〜共生のためのコミュニケーション手法 広瀬浩二郎(ひろせ こうじろう)・相良啓子(さがら けいこ)著 3冊 岩波書店 2023 目の見えない研究者と耳の聞こえない研究者による対話。互いの違いを超えてわかり合うための方法とは。 自然科学 6−13 物理学の原理と法則〜科学の基礎から「自然の論理」へ 池内了(いけうち さとる)著 4冊 講談社 2021 世界の真理は、単純明快!中学校理科から量子力学まで物理学全体を見渡し、基本を解説。文系のための物理学入門。 6−14 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一(やまぎわ じゅいち)・鈴木俊貴(すずき としたか)著 3冊 集英社 2023 「タカが来た!」と警告するシジュウカラ。その文法を解明した動物言語学者と、ゴリラ学の権威が最新知見を語り合う。 6−15 フン虫(ちゅう)に夢中〜ウンチを食べる昆虫を追いつづけて いどき えり 著 中村圭一(なかむら けいいち)監修 1冊 くもん出版 2020 フン虫と中学生の時に出会い、夢中になり、標本を集め、フン虫だけの博物館をつくった館長の情熱を追う。 医学 6−16 老いてもいい、病んでもいい〜「常識」を捨てたらラクになる 香山リカ(かやま りか)著 3冊 新日本出版社 2023 だいじょうぶ。人間は意外にうまくつくられている。へき地 診療医が見つけた、高齢期を生きる知恵と心構え。 6−17 血管の老化は「足」で止められた〜100歳まで切れない、詰まらない! 池谷敏郎(いけたに としろう)著 2冊 青春出版社 2023 「物言わぬ臓器」といわれる血管の老化を教えてくれるのが「足」!健康寿命をのばす習慣を紹介。 6−18 歩けば、調う〜人生を豊かにする「脳と身体(カラダ)の休め方」 川野泰周(かわの たいしゅう)著 2冊 青春出版社 2023 禅の教えと最新脳科学から生まれた、脳と身体の疲れをとる歩き方「マインドフル・ウォーキング」を紹介。 6−19 自分のこころとうまく付き合う方法 アリス・ジェームズ 他 著 西川知佐(にしかわ ちさ)訳 3冊 東京書籍 2020 グッバイ、キミのいきづらさ。こころのしくみを知って、こころの健康を考える、10代のメンタルを救うバイブル本。 美容 6−20 たった1回でお腹が凹む奇跡の股関節ほぐし 南雅子(みなみ まさこ)著 1冊 SBクリエイティブ 2022 腹筋や食事制限を行っもなかなか凹まないポッコリお腹が、自然と薄くなる「股関節ほぐし」を紹介。 料理 6−21 教養としての「焼肉」大全 松浦達也(まつうら たつや)著 4冊 扶桑社 2022 日本の国民食、焼き肉の究極の味わい方を完全網羅(もうら)。いい肉、いい店、焼き方の極意、これはまさに“読む焼肉”! 6−22 飲んだら、酔うたら 椎名誠(しいな まこと)著 3冊 大和書房 2023 「人生では酒に助けられる瞬間というものがある」。世界で、日本で、シーナが飲んできた青春の味と記憶。 6−23 めざせ塩分マイナス2g コンビニ・総菜も活用かんたん!減塩めし 本田よう一(ほんだ よういち)料理 2冊 女子栄養大学出版部 2023 成功の秘訣は少しずつ減塩すること。まずは一日に2g程度、減塩ビギナーにもマスターにもおすすめ。 産業 6−24 トカイナカに生きる 神山典士(こうやま のりお)著 3冊 文藝春秋 2022 都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。トカイとイナカの「いいとこどり」の実態をレポート。 大衆演劇 6−25 AV監督 ヒヤヒヤ日記〜少子化阻止、セックスレス解消のために撮りつづけます ラッシャー みよし 著 3冊 ワック 2023 千タイトル近い作品を世に出したAV監督が、アダルト業界の昔と今を綴る。 6−26 時代劇聖地巡礼 春日太一(かすが たいち)著 2冊 ミシマ社 2021 あの江戸の景色は京都にあり!「鬼平犯科帳」の下鴨神社など、京都・滋賀41カ所の聖地を紹介。 言語 6−27 伝わるチカラ〜「伝える」の先にある「伝わる」ということ 井上貴博(いのうえ たかひろ)著 3冊 ダイヤモンド社 2022 地味で華がない、とまで言われながら、TBSの夕方の顔をつとめる井上アナ。培った「伝わるチカラ」の極意。 文学 6−28 逃げまくった文豪たち〜嫌なことがあったら逃げたらいいよ 真山知幸(まやま ともゆき)著 3冊 実務教育出版 2023 結婚式をドタキャンした石川啄木(いしかわ たくぼく)、借金して国外逃亡したドストエフスキー、45名の文豪たちの豪快エピソード! 小説 6−29 雨宮(あまみや)兄弟の骨董事件簿(あんてぃーくふぁいる)2 高里椎奈(たかさと しいな)著 3冊 KADOKAWA 2023 海外にいた父親が、とある事件の容疑者に?訳アリ兄弟と世話焼き刑事のアンティーク・ミステリー。 6−30 義妹(いもうと)にちょっかいは無用にて 1 馳月基矢(はせつき もとや)著 3冊 双葉社 2023 血の繋がらない義理の妹に一目惚れ!?『拙者(せっしゃ)、妹がおりまして』スピンオフ、江戸の新青春ストーリー開幕。 6−31 歌われなかった海賊へ 逢坂冬馬(あいさか とうま)著 6冊 早川書房 2023 1944年、ナチス体制下のドイツ。「究極の悪」に反抗したエーデルヴァイス海賊団を名乗る、少年少女の物語。 6−32 カラダも借ります、大家さん 橘真児(たちばな しんじ)著 3冊 イースト・プレス 2019 官能小説。 6−33 皇帝と拳銃と 倉知淳(くらち じゅん)著 6冊 東京創元社 2017 “皇帝”と称される教授の犯行は完璧なはずだった…あの死神めいた警部が現れるまでは。倒叙(とうじょ)ミステリー。 6−34 小袖(こそで)日記 柴田よしき(しばた よしき)著 5冊 文藝春秋 2022 平成女性が「平安朝」にタイムスリップ!?「紫式部(むらさき しきぶ)」のアシスタントとして物語ネタ探しの日々が始まる! 6−35 絶望オムライス 神原月人(かんばら つきひと)著 3冊 月と梟出版 2023 最後に母と食べた洋食屋さんのあのオムライスの味だけは忘れない。表題作はじめ全5編の感動の物語。 6−36 捕り物小姓(こしょう) 鶉居小糸(うずらい こいと)著 3冊 文芸社 2023 江戸を騒がす事件は、この男に任せろ。小姓でありながら密命を帯びた忠光(ただみつ)、仲間達と江戸の難事件を探る! 6−37 灰色の家 深木章子(みき あきこ)著 5冊 光文社 2023 高級老人ホームで突発する“連鎖自殺”の謎。看護師と元刑事の入居者が辿りついた、驚愕必至の結末とは。 6−38 酔いが回ったら推理どき〜酩探偵(めいたんてい)天沢理香(あまさわ りか)のリカー・ミステリー 六畳のえる(ろくじょう のえる)著 4冊 マイクロマガジン社 2022 謎解き募集します。ただしお酒が関わる事件限定で。飲むほど推理が冴える、美味しいほろ酔いミステリー。 6−39 ロミオとサイコ〜県警本部捜査第二課 柏木伸介(かしわぎ しんすけ)著 4冊 KADOKAWA 2023 キャリアとして着任した“サイコ”と、監視役“ロミオ”刑事、汚職まみれの県警に旋風を巻き起こす。 外国文学 6−40 レイ・ブラッドベリ『華氏451度』〜本が燃やされる社会(NHKテキスト100分de名著) 戸田山和久(とだやま かずひさ)著 NHK出版 ほか 編集 2冊 NHK出版 2021 「現実」を鋭く風刺するこの予言的作品に込められたメッセージを、科学哲学者の戸田山氏が読み解く。