「読書」目の見えないかた・見えにくいかたの情報誌  2024年7月号(第52巻第7号)  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター  電話(火から土曜日)  図書貸出 06−6441−0139  サービス全般 06−6441−0039  休業日 日・月・祝日、第2木曜日、年末年始・夏期  その他 (総務)06−6441−0015  ◆もくじ  1.ひごばしニュース  2.グッズサロン お役立ち情報  3.お役立ち本棚  4.情報カフェ  ◆7月から8月の休館について  エンジョイ!グッズサロンと図書貸出の休室は以下の通りです。  7月11日(第2木曜)=書庫・在庫整理日のため休室。  7月16日(火)=15日(月曜指定祝日)の振替で休室。  8月10日(土)から16日(金)=夏期休館。8月16日(金)は3階総務係と4階会議室は開室。  8月22日(木)午後=日本ライトハウス職員全体会のため全館休館。  ◆当館のサービスご利用について  @当館5階エンジョイ!グッズサロンにご来館の際は事前予約をお願いします。開館・電話受付時間は祝日を除く火曜日から土曜日の10時から16時30分です。  A対面リーディング=Zoom(ズーム)を使い、2部屋で実施。※同室での対面も相談に応じます。  B会議室貸出と会議室での行事=各部屋の定員内で実施。会議室のご予約は、2ヶ月前の1日(ついたち)から受け付けます。  ※体調が悪い時や発熱が疑われる場合は来館をお控え下さい。  1.ひごばしニュース  ◆今年の「日本ライトハウス展」は12月にOMMビルで開催  毎年秋に開催している「日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア」(読売光と愛の事業団共催)を、今年は12月6日(金)・7日(土)に開催することになりました。場所は、昨年同様、天満橋のOMMビル2階展示場です。  今年も、様々な視覚障害者用具・機器、アプリケーションなどの出展と特別ステージを企画中です。詳細は10月号に掲載いたしますので、どうぞお楽しみに。  ◆夏恒例!視覚障害者囲碁大会「日本ライトハウス杯」が開催  第14回関西視覚障害者囲碁大会「日本ライトハウス杯」が、今年も当館で開催されます。今回は土曜日ですので、これまで仕事のご都合などで参加できなかったかたも、ぜひ、ご参加下さい。  ●要項  9路盤を使い、棋力別(きりょくべつ)に6つのクラスに分かれて対局します。初心者のかたも大歓迎です。対局時間は40分。40分を過ぎると、審判の判定となります。午前・午後、それぞれ2局ずつ対局していただきます。昼食は各自でご用意下さい。各クラス、上位3位まで、表彰状と副賞を授与します。  日時 2024年8月3日(土) 午前10時開始(受付は9時30分から)、午後3時終了予定  会場 当館4階 会議室  参加費 800円  申込締切 7月15日(月)  申込方法 メールか電話、郵送で、以下の6項目をお送り下さい。  @お名前(フルネームで漢字とよみがな)  A棋力(段、級、無しのいずれか。不明なかたは「分からない」)  B携帯電話の番号(ないかたは固定電話の番号)  Cメールアドレス(持っているかたのみ)  D住所地の都道府県名と市町村名  E所属クラブ(定期的に参加されているクラブがあるかたのみ)  申込先 実行委員 佐々木一幸(ささき かずゆき)  Eメール ikoma642@pc.117.cx  電話 090−3612−4435  ◆「ニポラジオ」好評配信中!  当館が、クラウドファンディングのご寄附を元に放送を開始したウェブラジオ番組「ニポラジオ」。5月23日に第1回、6月1日に第2回を配信し、当館のホームページ内「ニポラジオ」専用ページは2週間で1,100回を超えるアクセスがありました。  パーソナリティはサービス部の林田茂(はやしだ しげる)、松本一寛(まつもと かずひろ)、原田美貴(はらた みき)。リスナーからのお便りに3人が答える形で番組が進んでいきます。  視覚障害に関する気になること、知りたいこと、お悩みなど、何でも結構ですので、メールか電話、FAX、手紙で投稿して下さい。お便りが採用されたかたには、番組特製のオリジナルエコバッグをプレゼントします。  番組へのお便りは、「ニポラジオのお便り係」と明記して、ラジオネーム(ふりがなも明記)、住所、電話番号、本名(番組からのプレゼントを発送する際に使用します)を添えてお送り下さい。  Eメール enjoy@lighthouse.or.jp  電話 06−6441−0039  FAX 06−6441−1126  手紙は、当館のエンジョイ!グッズサロン宛てにお送りください。  ●「ニポラジオ」の聴きかた  インターネットの音声配信サービス「ポッドキャスト」が聞けるアプリで「ニポラジオ」を検索して下さい。  スマホの場合は、iPhoneアプリ「ポッドキャスト」、アンドロイドアプリ「YouTube Music」。  パソコンのソフトでは、「俺たちのラジオ」「My News Neo」などがポッドキャストに対応しています。  また、携帯型マルチプレーヤーの「センスプレーヤー」でもポッドキャストを聞くことができます。当館のYouTube「ニポラチャンネル」では、センスプレーヤーへの「ニポラジオ」の登録について紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。  2.グッズサロン お役立ち情報  お申し込み・お問い合わせは、エンジョイ!グッズサロン(電話06−6441−0039)まで。  (1)商品情報  ◆新商品〜音声 見守り温湿度計  高齢者の熱中症予防対策品として、視覚障害者の協力で開発された温湿度計です(販売元 インテック)。  室内で熱中症や季節性インフルエンザのリスクが高まると、「冷房してください」「加湿してください」などの音声が流れ、赤いランプでお知らせします。通常時にボタンを押すと、現在の環境レベル・温度・湿度がアナウンスされます。価格 4,950円(税込)  ◆歩行支援アプリ対応スマホポーチ  歩行支援アプリを使用する際に便利なスマホポーチです(販売元 インテック)。  スマホのカメラ部分を外に向けたまま収納でき、脱落を防ぐデザインになっています。ワイヤレス充電のマグセーフバッテリーが入るポケット付きで、スマホを収納したまま充電できます(ケーブル接続充電も可能)。  ファスナーでポーチの口を開くと、地面とほぼ水平の角度までスマホが傾き、歩行支援アプリ「shikAI(シカイ)」の点字ブロックのQRコード読み取りにも対応しています。ストラップによる首掛けと、リュックに固定する2WAYの使用が可能です。  おしゃれなデザインで、ファッションアイテムとしてもおすすめです。素材は撥水ナイロンツイル。色はグレー、ネイビー、オリーブ、ブラック、ベージュの5色です。価格 7,150円(税込)  ◆ココテープ  屋内専用の視覚障害者歩行テープです(販売元 錦城護謨=きんじょうごむ)。  幅48mmの塩化ビニル製で、テープの両サイドに高さ6mmのガイドが付いています。柔らかな素材ですが、白杖や足裏で触れると床面との質感の違いが感じ取れ、両サイドのガイドによって方向が分かります。必要な場所に必要な時だけ貼ることができ、手軽に使える便利なテープです。  価格(全て税込)  3m巻き=4,950円  25cm・2本入り=1,200円  貼り換え用両面テープ(20mm幅)25m巻き=1,320円  ◆来館限定企画「レーズライター用紙 プレゼント」のお知らせ  例年7月・8月は大変な暑さとなりますが、この期間にご来館いただいたかたの中で、ご希望のかたに、レーズライター用紙10枚・1セット(1回のご来館につき1セット。1人2セットまで)をプレゼントいたします。レーズライター用紙は、表面がややざらざらした感触の半透明の用紙で、ゴムの板の上に置いてボールペンで文字や図を描くと、書いたものが浮き出て触って分かるようになる紙です。  用具購入やご相談のご予約の際に、「レーズライター用紙も希望」とお伝え下さい。皆様のご来館をお待ちしています。  ◆販売終了商品について  以下の商品は販売を終了いたしました。ご了承下さい。  音声キッチンスケール「ハイジ」「ビビアン」  電池残量チェッカー「ウッフィー」  iPhone用外付け小型キーボード「Rivo2」  「見やすいノートB5太罫」  (2)講習会・体験会情報  ◆8月のICTサロン〜NTTドコモ iPhone体験講習会  NTTドコモから講師を招き、iPhone体験会を行います。  基本的な指の動かしかたや電話の発着信操作を中心とした「基本操作体験編」と、日常生活で役立つ機能やアプリを紹介する「便利機能体験編」の2部制です。  ボイスオーバー(画面読み上げ機能)を使い、スワイプやタップといった基本操作から体験いただけます。使用機種はiPhone XSです。スマホに初めて触れるかたも、もう一度基本を習いたいかたも、ぜひご参加下さい。  日時 8月31日(土)  基本操作体験編 10時から12時30分  便利機能体験編 13時30分から16時  場所 当館4階 会議室  定員 各コース10名(先着順)  ◆iPhone個別ミニ講習  iPhoneをお持ちのかたを対象とした30分間の個別ミニ講習です。テーマは「電話」。連絡先や履歴からの発信、電話帳登録、電話に関するSiri(シリ)の活用方法などを取り上げます。  開催日 7月23日(火)  時間  13時から13時30分  13時40分から14時10分  14時20分から14時50分  15時から15時30分  15時40分から16時10分  定員 各回1名(先着順)  受講料 無料  ◆パソコンや電子機器の操作方法の個人講習について  エンジョイ!グッズサロンでは、視覚障害スタッフがパソコンやiPhone・iPadなどの操作方法の有料個人講習を実施しています。また、来館講習の他にZoomを活用したオンライン個人講習もおこなっています。遠方にお住まいで来館の難しいかたでも自宅で受講できます。講習内容や接続方法等、ご希望や不明な点などは、お気軽にご相談下さい。  講習は1コマ90分、2千円で予約制です。ご希望のかたは、エンジョイ!グッズサロンまで電話でお申込み下さい。  3.お役立ち本棚  お問い合わせ・お申し込みは、貸出窓口(電話06−6441−0139)まで。  ◆今月のお役立ち目録〜「芸人と言う勿れ(なかれ)。読書好き芸人のお薦め本」  読書好きで有名な芸人達が、「アメトーーク!」というテレビ番組で紹介して話題になった本を、過去6回の放送の中から選り抜きました。  目録は点字版、音声デイジー版、墨字版があります。ご希望のかたには無料でお送りします。  4.情報カフェ  ◆第26回つむぎコンサートが開催  社会福祉法人 つむぎ福祉会主催のつむぎコンサート「あなたとわたしの笑顔をつむぐBigな音届者(おとどけもの)」が、8月24日(土)に開催されます。今回は、阪神タイガースの梅野隆太郎(うめの りゅうたろう)選手の登場曲「Life」や「太陽のような人でありたい」、「それでも生きていくんだ」などの代表曲を持つ“西日本で最も体の大きいシンガーソングライター”Bigfumi(ビッグフミ)によるライブコンサートです。  Bigfumi(ビッグフミ)公式HP https://bigfumi.com/  日時 8月24日(土)15時 開場、15時30分開演。  会場 大阪府立男女共同参画・青少年センター ドーンセンター7階(京阪、大阪メトロ谷町線「天満橋」駅1番出口から東へ約350m)  入場料 一般(中学生以上)3,500円、小中学生と席が必要な未就学児1,000円。介助者は無料ですが、障害者手帳の提示が必要です。  申し込み・問い合わせは、つむぎ福祉会(電話 06−6625−8253)  Eメール honbujimu@cafe.email.ne.jp  ◆新紙幣は、識別マークとホログラムの位置で判別  7月3日に、約20年ぶりにデザインを一新した新紙幣が発行されます。世界トップレベルの偽造防止技術が導入されることで話題になっていますが、視覚障害者向けの識別マークも、これまでの紙幣とは位置や形が変わっています。  新紙幣の識別マークは、11本の短い斜線を並べた形状で、すべての紙幣で同じものが使用されていますが、印刷されている場所が紙幣ごとに異なります。この識別マークと、大きなアラビア数字で印刷されている 1000、5000、10000の額面数字の部分が、インクの盛り上がりがザラザラと指に感じられると思います。また、キラキラ光る、ツルっとした触感のホログラムも、紙幣ごとに位置を変えて印刷されています。  識別マークとホログラムは、紙幣のおもて面に印刷されています。  日本銀行のウェブサイトに掲載されている情報を元に、新しい千円札、五千円札、一万円札の識別マークとホログラムの位置を記載します。  ●千円札  識別マークの位置=左の辺の下端と、右の辺の上端。  ホログラムの位置と形=左下の識別マークの近く。丸みのある四角形。  ●五千円札  識別マーク=上下の長辺の、それぞれ中央付近に1ヶ所ずつ。  ホログラム=中央やや左を縦断。約1cm幅のストライプ型。  ●一万円札  識別マーク=左右の短辺中央に1ヶ所ずつ。  ホログラム=左の識別マークの内側(うちがわ)を縦断。約1cm幅のストライプ型。  ※以下のご案内は、編集の都合上「読書」メール版をご利用の皆様のみにお送りしております。  ◆視覚障害者に色を伝える教育ツールのモニターを募集  国立中興大学と大阪大学は、共同で、生まれつき見えにくさを感じていたかたにも触れて色を理解できる教育ツールの研究をしています。この度、このツールを体験していただくモニターを募集します。  当日は、視覚障害者のかた向けに作成された色の触覚パターンを試していただきます。体験後にインタビューを予定しています。  対象者は、視覚障害のかたで7月17日(水)から7月20日(土)の間に当館に来館いただけるかた。モニターいただく時間は約1時間ほどです。  モニターのお申し込みは、電話かメールで、当館サービス部まで。  主催 国立中興大学 趙欣怡(チャオ シンイー)助教、大阪大学 石塚裕己(いしづか ひろき)助教  謝礼 5000円のギフト券  問い合わせ先 日本ライトハウス情報文化センター サービス部・林田  電話 06−6441−0039  Eメール enjoy@lighthouse.or.jp  ◆点字の未来を展望する講演会と、海外の点字ディスプレイの体験会が、大阪で開催  点字考案200年 記念事業推進委員会による「近未来の点字の役割を展望するつどい」が、7月20日(土)に大阪で開催されます。  第1部は、当館点字製作係 主幹の奥野真里(おくの まり)も参加した、点字の国際会議「Getting in Touch with Literacy 2023」の報告とディスカッション。第2部は、海外の点字ディスプレイの実機体験会です。  参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。以下の要項をご覧の上、メールでお申し込みください。  日時 7月20日(土)13時30分から16時30分  会場 玉水記念館・中ホール 第1部のみ、Zoomによるハイブリッド形式で開催します。  主な内容  第1部 「アメリカで開催された“Getting In Touch With Literacy”の報告と質疑、ディスカッション」  発表者 (敬称略)渡辺哲也(わたなべ てつや 新潟大学教授)、南谷和範(みなたに かずのり 大学入試センター教授)、奥野真里(おくの まり 教点連事務局長)、馬場洋子(ばば ようこ 神戸市立盲学校教諭)  第2部 「最新の点字ディスプレイ実機体験会」  定員 来場、オンライン 各50人  参加費 無料  申し込み方法 件名に「点字考案記念事業 会場参加申し込み」と明記の上、氏名、所属機関、電話番号、メールアドレス、会場参加の場合は付添者の有無を書いて、メールにてお申し込みください。  申し込み・問い合わせ先 点字考案200年 記念事業推進委員会・事務局(東京都新宿区西早稲田2−18−2 日本視覚障害者センター内)  Eメール tenjikouan200@jfb.jp  電話 03−3200−0011(平日9時から17時)  申し込み締め切り 7月12日(金)