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この章の見出し
1.「エース」の使い方
2.「トリウムリーダー」の使い方
3.「Sigil」でEPUBデータを開く
1.「エース」の使い方
(1)EPUBデータのアクセシビリティチェック
① デスクトップの「エース」のアイコン(「Ace by DAISY」)をクリックし、「エース」を起動する。
起動した「エース」の画面
③「EPUBをチェック」をクリック、または「ファイル」メニュー→「EPUBを開く」をクリックする。
④ チェックするEPUBデータを選び、「チェック」ボタンをクリックする。
⑤ チェックの結果が表示される。
(2)結果の見方
① 「問題点」タブをクリックすると、1項目ずつエラーが表示される。
※「書き出す」メニューから、チェック結果を任意のフォルダにzipで抽出できます。
※保存したzipファイルを解凍し、『report.html』を開くとブラウザでレポートを見ることができます。
② エラー項目ごとに、『詳細』欄にエラー内容と修正点が表示される。「詳細を学ぶ:」のリンクをクリックすると、「アクセシブル出版ナレッジベース(英語名:DAISY Accessible Publishing Knowledge Base)」の該当箇所が開き、修正例などでさらに詳しく確認することができる。
2.「トリウムリーダー」の使い方
(1)EPUBデータを読み込む
① 再生アプリ「トリウムリーダー」を起動する。
②『ホーム』の画面の「ファイルをここにおいてください」と書かれているところに、「エース」でチェックしているEPUBデータをドラッグアンドドロップする。
または、『本を追加』ボタンを押して、EPUBデータを選択する。
③ 『すべての本』メニューをクリックすると、追加したEPUBが一覧で表示される。
※「表示モード」の『一覧表で表示』ボタンで表示形式が変更します。
④ 本のタイトルをクリックすると、再生画面が起動する。
(2)設定と再生メニュー
メニューの各種アイコンで、画面表示、TTSなどが設定できます。
【主なメニュー】
「本棚」(図書一覧)に戻る
「TTSでの読み上げ開始」(合成音声によるテキストの読み上げ)
(再生中のアイコン)左から、『停止』、『次のフレーズに進む』、『一時停止/再生』、『前のフレーズに戻る』
「TTS設定」
※「補足情報の読み飛ばし」にチェックが入っていると、ページや注釈などのスキッパブルフレーズを読み上げません。EPUBデータの校正や再生確認に使用する時は、チェックを外すことをお勧めします。
「ナビゲーションウィンドウ」(見出し・ページ等)の表示
※右上にあるアイコンで、再生画面の左右にナビゲーションウィンドウを表示できます。
「画面表示」(色、ページ送り等)の設定
3.「Sigil」でEPUBデータを開く
① EPUBエディタ「Sigil」を起動する。
②『ファイル』メニュー → 『開く』をクリックする。
③ EPUBデータを選択して『開く』ボタンをクリックする。
④「Sigil」でEPUBを開いた画面
【1】『ブックブラウザー』ウィンドウ:開いているEPUBを構成するxhtmlファイル、cssファイル、画像ファイル、smilファイルなどが表示される。
【2】ブックブラウザーでダブルクリックして選択したファイルの内容、ソースコードが表示される。複数のファイルを開いておき、タブで切り替えることができる。このウィンドウ内でコードの書き換えが可能。
【3】
『プレビュー』ウィンドウ:ブックブラウザーで選択したxhtmlファイルのプレビューが表示される。
『目次』ウィンドウ(『プレビュー』ウィンドウとタブで切り替えられる):EPUB内の見出し一覧が表示される。見出しをクリックすると【2】のウィンドウにxhtmlのコードが表示される。
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