耳で読む読書の世界

書籍:その他

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目次

一歩一歩、「難所」を乗り越えて
知る権利としての読書
はしがきに代えて-陽はまた昇った

第一章 初めて声を出して読む人に
大阪弁のアクセント-第二母音に強勢音
知らない漢字に出会ったら1-音と訓を熟語にして説明
知らない漢字に出会ったら2-部首名で説明
知らない漢字に出会ったら3-漢字に含まれた発音記号に着目
知らない漢字に出会ったら4-和尚読み・唐人読み・百姓読み
思い込み違いの怖さ1-清水次郎長一家のお馬さん、熊さん
思い込み違いの怖さ2-熟語の大半は音同士だが・・・
思い込み違いの怖さ3-つきない悩み、澄むか濁るか
漢字の読みこぼれ1-おかしな読みは、うっかりミスから
漢字の読みこぼれ2-前後の事情で変わる読み
気になる読み方1-「ぼやかし読み」「まやかし読み」
気になる読み方2-「チョウ」か「ジュウ」か

第二章 何を読まされるやら
ニュースの読みに強くなろう1-地名篇
ニュースの読みに強くなろう2-人名篇
アルファベットとカタカナ名前-分割するコツを
記号をどう読む?-盲人用ワープロではこんな表現
息継ぎのタイミング-ベンケイガナ ギナタヲモチテ
ポルノ描写に出合ったら-読めないときは、はっきり断る

第三章 あなたの読みが理解されているか
漢字の同音衝突と同音回避1-文字の説明を付け加える
漢字の同音衝突と同音回避2-さりげなく注釈を
漢字をどう伝えますか1-巧みな表現アイディアで
漢字をどう伝えますか2-意味の伝達にウエイト
漢字をどう伝えますか3-固有名詞が最大の難物
漢字をどう伝えますか4-力士名は、旧漢字、片仮名、平仮名の別を
タイミングのいい注釈-流れを止めず置いてけぼりにせず
対面朗読とリクエスト朗読-耳で読む読書の両輪
音声訳か、朗読か1-いろいろな読みに接するのも楽しみ
音声訳か、朗読か2-珠玉の朗読テープ

第四章 新しいジャンルにも挑戦を
専門用語にも目配りを1-機会を捉えて慣れておこう
専門用語にも目配りを2-専門外でも敬遠せずに
数字にも強くなっておこう-誤り易いコンマと読点
古来の言葉や漢字にも目配りを1-野棄の矢ン八
古来の言葉や漢字にも目配りを2-干支の読み方のルール
古来の言葉や漢字にも目配りを3-旧漢字も恐れずに
読んでいて吹き出したら-一緒に笑って、一緒に怒る
写真や漫画をどう伝えますか1-場面を詳細に描写する練習から
写真や漫画をどう伝えますか2-映画のシナリオを読むように

第五章 慣れて来ると起こしがちなミス
二十一世紀には残したくない誤読ワーストテン
慣用句の読みこぼれについて1-マタヒキ姿の粋な江戸職人
慣用句の読みこぼれについて2-二通りの読みが交錯
イントネーションについて-内容のポイントを押さえる
音読のスピード考1-利用者の好みのスピードに合わせて
音読のスピード考2-標準は一分間で二百八十字程度
「ついで朗読」の提唱1-好きな本を読むついでに
「ついで朗読」の提唱2-お返しに「ついで校正」

第六章 漢字の森をどう歩く?
漢字ブームに思う1-キシャのキシャが、キシャでキシャ
漢字ブームに思う2-漢字にそのまま伝えるか、意味で伝えるか
漢字ブームに思う3-漢字の森を寄り添って歩いて
漢字の森の道案内1-抵抗感を与えずスムーズに
漢字の森の道案内2-三文字熟語で同音異義語を回避
漢字の森の道案内3-思いやり溢れる注釈
「まやかし読み」あれこれ1-慣用語句の見落とし
「まやかし読み」あれこれ2-忖度不在の読みこぼれ

第七章 耳で読む読書の歓びと哀しみ
耳で読む哀しみ1-深刻な聞き違えの悩み
耳で読む哀しみ2-意訳し過ぎると文字がわからないときも
耳で読む哀しみ3-ささいな読みこぼれで置いてけぼり
耳で読む哀しみ4-豊かな読書生活を満喫

あとがき

価格・仕様等

価格1,650円(税込)
著者二村晃
発行東方出版株式会社 2010年