書籍:音訳関連
基礎課程を修了し、音訳ボランティア活動を始める人を対象に、一冊のエッセイや小説などの読み物を音訳・録音できる技術を習得します。処理技術の応用(外国語、カタカナ語、注、索引、図、表、グラフ等の処理の方法)、会話文、目次、奥付の読み方などの音声表現技術、校正技術の応用及びデジタル録音・編集技術を身に着けるためのテキストです。
目次
まえがき
この本を使われる皆さんへ
講習会をコーディネートする施設・団体の方へ
応用課程
Ⅰ.音声デイジーについて
1.デイジーとは
2.音声デイジー図書の製作工程
(1)図書を選ぶ
(2)音訳・録音する
(3)デイジー編集する
(4)校正する(録音・編集)
(5)最終確認・完成
サピエ図書館
3.音声デイジー図書に求められる品質
Ⅱ.処理技術 外国語、カタカナ語の読み方
1.一般書における外国語の読み方
2.カタカナ語の読み方
3.ホームページアドレス、メールアドレスの読み方
Ⅲ.処理技術 注、引用文・文献、索引の読み方
1.注の読み方
2.引用文・文献の読み方
(1)引用文
(2)文献
3.索引の読み方
4.製作者注(音訳者注・デイジー編集者注)について
Ⅳ.処理技術 図、表、グラフの読み方
1.図の読み方
2.表の読み方
3.グラフの読み方
Ⅴ.会話文の読み方
1.音訳における会話文の表現とは
2.「話すように読む」とは
(1)登場人物を意識して演じ分けることはしない
(2)自然な抑揚で読む
(3)間やスピードの緩急も自然に付けられるようになりましょう
Ⅵ.タイトル、目次、見出し、奥付の読み方
1.タイトル、著者名の読み方
2.目次の読み方
3.見出し(本文中)の読み方
4.奥付(原文奥付)の読み方
Ⅶ.図書の校正技術
1.図書の校正について
2.課題を校正する前に
(1)最適な環境で聞く
(2)校正者も下読みが必要
3.校正課題の聞き方
4.指摘箇所を見つけたら
5.校正課題の解説
(1)解答例
(2)解答例の解説
6.校正課題を終えて
Ⅷ.デジタル録音技術
1.録音環境
(1)防音対策
(2)録音機器を設置するときの注意点
2.録音機器
(1)マイク
(2)マイクスタンド
(3)外付けスピーカー・イヤホン・ヘッドホン
(4)録音ソフト
(5)オーディオインターフェース
3.録音方法
(1)録音のための準備
(2)録音
雑音の改善方法
Ⅸ.デイジー編集の基礎
1.音声デイジーの編集
2.編集に関する用語
(1)フレーズ
(2)セクション
(3)レベル(階層)
(4)グループ
3.音声デイジーの構成
(1)始めの枠アナウンス
(2)デイジー図書凡例
(3)本の内容
(4)デイジー図書奥付
4.デイジー編集課題の進め方
5.デイジー編集を始める前に
6.デイジー編集の手順
(1)PRS-Proを起動し、ファイルを開く
(2)見出し入力
(3)フレーズの処理
(4)セクションの処理
(5)ページ設定
(6)グループ
(7)レベル設定
(8)デイジー図書凡例
(9)音声インポート
(10)書誌情報
(11)ビルドブック
(12)音声エクスポート
デイジー図書凡例参考事例
付録
「音訳奉仕員養成講習会カリキュラム案」(抜粋)
あとがき
価格・仕様等
価格 | 1,540円(税込) |
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