声に出して読む ワンポイントアドバイス

声に出して読んでみてください (例文)

① 彼は毎日、新聞を読んでいる。

② 牡蠣は好きだが柿は嫌いだ。

③ 今の私たちにとって、紫陽花もあじさいもアジサイだ。

④ 今日は10月9日(土)です。

⑤ 東京の日本橋、大阪の日本橋 どちらも行ったことがある。

ワンポイント アドバイス

① 彼は毎日、新聞を読んでいる。

読点は、意味の切れ目とは限りません。新聞社の名前ではないということを分からせるために、「毎日」の次に読点がありますが、本当の切れ目は「彼は」の後になります。

② 牡蠣は好きだが柿は嫌いだ。
→牡蠣(1音目が高い=頭高) 柿(平板)

同音異義語は、アクセントを間違うと意味が変わってしまいます。共通語のアクセントが分からないときは、アクセント辞典などで確かめてから正しく読む必要があります。
共通語には、「頭高」「中高」「尾高」「平板」4種類のアクセントがあります。

③ 今の私たちにとって、紫陽花もあじさいもアジサイだ。
→今の私たちにとって、漢字のアジサイも平仮名のアジサイもアジサイだ。

アクセントでは区別できない言葉もあります。必要に応じて説明を加えて読みます。

④ 今日は10月9日(土)です。
→今日は10月9日 土曜日です。

目で見るために書かれた文は、そのまま音にすると不自然で分かりにくくなることがあります。必要に応じて、言葉を補ったり記号を外したりします。
例  サッカーw杯は、今夏、南アで開かれた。
→サッカーワールドカップは、今年の夏 南アフリカで開かれた。

⑥ 東京の日本橋、大阪の日本橋 どちらも行ったことがある。
→東京のにほんばし、大阪のにっぽんばしは どちらも行ったことがある。

固有名詞の読み方は、しっかり調査しなければいけません。