視覚障害リハビリテーションセンター
〒538-0042
大阪市鶴見区今津中2丁目4番37号
TEL 06-6961-5521 (代)
FAX 06-6961-6268
交通 JR学研都市線 「放出(はなてん)」駅下車 徒歩15分
大阪市営バス 「汎愛高校」下車 徒歩3分
概要
日本ライトハウスは、1965(昭和40)年、視覚障害者更生施設として「職業・生活訓練センター」を開設し、日本で初めて視覚障害リハビリテーション事業に取り組みました。それは、歩行訓練、点字・カナタイプなどのコミュニケーション訓練、そして身辺処理や調理などの日常的な生活動作訓練等、すなわちいわゆる「社会適応訓練(生活訓練)」とよばれるトレーニングを体系的に実施することでした。
1972年には、厚生省(当時)の委託を受けて、視覚障害者の歩行指導員を養成する事業を開始し、現在は、視覚障害者への生活訓練等指導者の養成事業を行っています。さらに、伝統的な職業である“あんま、はり、きゅう”以外の新しい職種の開発にも取り組み、機械科、構内電話交換科、情報処理科の3科を設置して、多くの修了者を企業などに送り出し、優れた指導と就職率、職場定着率は、高く評価されました。
その後、中途で視覚を失ったり、見えにくくなったりする人の障害の重度・重複化、多様化が著しくなりました。特に、増加の一途をたどる糖尿病や、脳損傷などによる高次脳機能障害、ベーチェット病などの全身病を伴う利用者の急増、ひとりひとりの体力や疾病に合わせてケアをしながらの訓練プログラムを設定することが多くなってきました。また、知的障害を伴う視覚障害者も少なくありませんが、専門的な処遇をする施設が不充分でした。このような実態やニーズに応えるため、平成4年に部門を再編成し、「ジョイフルセンター」(重度身体障害者更生援護施設、当時)と「デイワークセンター」(身体障害者通所授産施設、当時)を新設して、視覚障害リハビリテーションセンターとしました。また、平成17年度からはジョイフルセンターに通所利用を開設して近隣の利用者のニーズに応えるとともに、定員構成を一部変更し入所40名・通所20名としました。
平成21年4月、指定障害者支援施設「日本ライトハウス きらきら」と指定障害福祉サービス事業所「日本ライトハウス わくわく」を開設。再編成された施設と事業所は、ひとりひとりが“きらきら”と輝けるように、毎日を“わくわく”した気持ちで過ごせるようにと願って名づけられています。
従来は「職業・生活訓練センター」の一部門であった「職業訓練部」は、制度上、施設から独立して委託職業訓練を行うことになりました。
時代は移り、福祉行政や私たちをとりまく状況は変化していきます。けれども私たちはこれまで同様、自立と社会参加のためのパートナーシップの理念に基づきサービスを提供していきます。
日本ライトハウス きらきら [指定障害者支援施設]
施設入所支援:30名
自立訓練(機能訓練):19名
就労移行支援:6名
生活介護:15名
日本ライトハウス わくわく [指定障害福祉サービス事業所]
生活介護:40名
[方針]「日本ライトハウス きらきら」および「日本ライトハウス わくわく」では、見えない、見えにくい不自由さや困難や不便さを感じている方が希望する、自立と社会参加活動を実現させることを目的としています。
これからの生活を豊かにするため、各種の技術訓練や人との出会いを通じて自分らしい生き方を見つけられるようなプログラムを提供して援助を行います。また利用者と家庭や地域との「つながり」が一層広がるよう、家族や地域の人々、ボランティアなどの協力者、行政機関や各支援機関とともに協働作業を展開します。
[利用開始時期] 随時 (「日本ライトハウス 相談室」までお問合せください)
なお、サービス種別によって利用期間や違います。また障害程度区分によって、利用可能なサービスに違いがあります。利用者負担額等、詳しくはお住まいの市町村の福祉サービス担当におたずねください。
職業訓練部 [障害者能力開発訓練事業]
定員:16名
大阪障害者職業能力開発校からの委託を受け、障害者能力開発訓練事業として職業訓練を実施しています。訓練コースは、以下のコースです。
全コースを通じて、パソコン訓練(Wordによるビジネス文書の作成、Excelによる表作成の基本操作)を共通訓練として実施します。コース別のガイダンス訓練も実施し、希望によって、所属コースに関わらず専門訓練も並行して取得することができます。
求職中の方は、各地公共職業安定所からの受講指示によって、大阪障害者職業能力開発校に入校する形で訓練を受講します。
在職中の方は、受講指示が出ません。個別にご相談ください。
【情報処理科】
- [訓練期間] 1年
- [入校時期] 4月、10月
- [募集人員] 5名(各期)
- [訓練内容]
- 事務職などへの就職を目指して、パソコンを活用するための方法をスクリーンリーダや画面拡大ソフトを使用しながら学んでいきます。訓練では、Wordでのビジネス文書の作成、Excelの基本操作とVBAプログラミング、Accessでのデータベース操作の基礎、PowerPointによるプレゼンテーションなどを、スクリーンリーダ上で学んでいきます。
ITパスポート試験や日商PC検定3級などの資格取得も目指します。
【ビジネス科】
- [訓練期間] 1年
- [入校時期] 4月、10月
- [募集人員] 3名(各期)
- [訓練内容]
- 事務職の中でも、電話交換や、経理事務等、より専門的な技術や知識を必要とする分野での知識・技術を習得する科目です。 ビジネス会計や簿記などの経理知識や、電話応対・電話交換技術などを中心に学び、ビジネスマナー(応接法)の訓練にも力を入れています。 スクリーンリーダを使用したパソコン訓練は情報処理科と同様必修科目となります。
居宅支援センター てくてく
障害者自立支援法関係事業、介護保険法関係事業を行っています。
大阪盲人ホーム [盲人ホーム]
定員:通所8名
大阪市城東区に「放出治療院」を設置し、あんま・はり・きゅう師免許を持つメンバーが、実際に患者の治療経験を積むことにより技術の向上をはかっています。メンバーは地域のみなさまの施術に当たるとともに指導員による臨床指導を受け、その後の就労や開業につながることを目的にしています。
盲導犬訓練所
大阪府南河内郡千早赤阪村に、盲導犬の育成と訓練を行うための訓練所を設置しています。各地の自治体や団体等の依頼によって、盲導犬取得を希望される方と盲導犬との共同訓練を実施しています。
養成部
視覚障害者への生活訓練等指導者の養成(厚生労働省助成事業)、教育関係者に対する研修会(文部科学省後援)、医療関係者に対する研修会(日本眼科医会共催)、視障リハ基礎講習会等を実施するとともに、各地の訪問指導事業も担当します。
詳細はこちらのページをご覧ください。
上記各施設への入所資格(受講条件・募集時期など)については、詳しい説明資料が別にあります。ご相談ください。 |
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